★欧米市場朝方の取引では、欧州株が全面安で推移、日経先物も続落となる中、円買い戻しが優勢となったが、月末要因のフローに影響されて不安定な地合いを維持した。欧州株や日経先物の下落が一服となるにつれ、105.50円台に小幅持ち直し、売り買いが交錯した。トランプ米大統領が「習近平・中国国家主席から昨夜、金正恩氏との会談が非常に順調に進み、金正恩氏が私との会談を心待ちにしているというメッセージを受け取った」などと述べたことが好感され、NYダウ先物や日経先物が下げ幅を縮小するにつれ、円売りが優勢になった。米10-12月期実質GDPの結果を受けて上げ優位の展開、リスクオンのドル買い意欲が引き継がれた。米国株市場の伸び悩みによるリスク回避と安全逃避の中、全般的なドル高と円高の綱引きとなった。米長期金利の低下やNYダウの失速などが重石となった半面、全般ドル高が進んだ影響から下値も堅かった。朝鮮半島を巡る地政学リスクが後退する中、市場では『イースター休暇前のポジション調整の動きが主導している』との声が聞かれた。北朝鮮関係筋の話として『6月初めにも日朝首脳会談の開催がありうる』と報じられると、北朝鮮リスクが後退した。その後もドル買いは続き、一時107.01円まで買い上げられた。
イースター休暇前のポジション調整と北朝鮮による地政学リスク後退、米10-12月期実質GDPなど良好な経済指標を受けドル買いが強まった。ただ、107円台の滞空時間は一瞬であり、上値の重さが意識される。本日も明日のイースター休暇前のポジション調整が継続することで、上下に振れやすい展開が続きやすい。レジスタンスとして意識されていた25日線を上抜けしたことから、円安傾向が強まる可能性もある。
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