FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルは右肩上がりの戻り!

 

★欧州市場朝方の取引では、中国国営テレビが、中国が米製品106品目に対して報復関税を課すと報じたことを受け、株価が下落、米長期金利も低下となる中、106.00円前後にドルは反落した。NYダウ先物が400ドル超安に下げ幅を拡大したことにつれ、一時105.99円前後に下落した。ただ、106円割れで下値を確認すると反発した。株価の大幅安やクロス円の下落を横目に106.00円まで再び下げたが、本日安値の105.99円を下抜け出来なかったことで反発した。NYダウ先物や日経先物の下落が一服する中反発が継続した。その後、米3月ADP雇用統計の上振れの結果を受けて買い優勢の展開、直前揉み合いからドル買い推移した。NYダウが下げ渋りとなり、リスク回避の円高圧力は緩和した。NYダウが510ドル超安から170ドル超安まで下げ幅を縮め、米長期金利の一転上昇に伴って106.50円台まで反発した。NYダウが再び弱含んだことが重石となりドル買いは一服した。NYダウが50ドル超高まで反発したうえ、米長期金利の上昇を支えに一時106.70円の高値を付けた。NYダウや日経先物の大幅反発を受けてドル買いが優勢となった。

 

『トランプ政権は中国に対する新たな措置を検討していない』との報道が伝わると米中貿易摩擦への過度な警戒感が和らぎ、ダウ平均が510ドル超安から270ドル超高、日経平均先物が310円安から220円高まで急反発するにつれてショートカバーが加速した。また、米長期金利の一転上昇も支えとなり、一時106.85円まで買い上げられた。ドル/円の5分足では上値・下値を切り上げる上昇となった。ドル/円日足でも、ロウソク足は5日線と25日線の上抜けを維持しており、戻り基調は継続している。本日は『ゴトー日』となることから、仲値決めまではドルは底堅い展開となりやすい。仲値決め後の動きに注意が必要となる。

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