★欧州市場朝方の取引では、前日からのドル買戻しの流れが進展した。また、欧州株は前日比小幅高、日経先物は40円安と小幅続落した。米長期金利が上昇幅を拡大していることなどが材料視され、欧州勢の参入後もドル買いの流れが継続した。NYダウ先物は下落していたが、欧州株式市場は英国を除くプラス圏で推移しており、リスク回避的な円買いは弱まった。欧州市場中盤の取引では、連休明けのNY勢参入を控え、ドルは主要通貨に対して全面高地合いを維持してもみ合い推移した。その後3連休明けのNYダウや米長期金利の動向を見極めたいとの雰囲気が広がった。米長期金利が再上昇したことでドル買いが再開となり、107.38円前後と日中のドル高値を更新した。モラー特別警察官は『ロシア疑惑の捜査で新たに訴追する』との一部報道が伝わると107.07円付近まで売りに押された。しかし、米債券に対する売り圧力(金利は上昇)は根強く、利回りに下値を支えたことで、ドルの下値も底堅かった。NY時間午後に入り、新規材料難から様子見が広がり、107円台前半で値動きが鈍った。
米財務省が実施する入札を控えた債券利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となった。その後、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官が、疑惑に絡み昨年起訴されたトランプ陣営元幹部とのやりとりについて虚偽の証言をしたとの疑惑で、弁護士1人の訴追が明らかになると、ドルは伸び悩んだ。上値は106.40円が意識された一方で、下値は107.00円を維持するなど底堅い展開に終始した。ロシア疑惑の報道で一時失速するも大きな下落につながらなかった。引けにかけては107.20-30円近辺で横ばいとなっており、オセアニア・アジア時間でもこのレベル前後からの動きとなりやすい。全体的にはドル高の動きとなったが、方向感の乏しい展開だった。
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