★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の上昇を背景にドル買いが全般優勢となった。その後、NYダウ先物が失速、米長期金利上昇が一服するに連れて、全般的なドル買いの動きも一巡した。欧州市場中盤の取引では、ドルの下押しは依然として限定的に留まり、ドル全面高の流れが維持された。トルコの物価上昇見通しや南アの景気後退懸念からの新興国通貨安を受けて円買いが優勢となった。
NY市場に入ると、一時低下に転じた米長期金利が再び上昇したこともありドルが切り返す展開となった。ただ、NYダウが140ドル超下落したことで円買い・ドル売りがじわりと強まった。その後発表された米8月ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことで、一転ドル買戻しが優勢となった。
NYダウが100ドル超安まで下げ幅を拡大するなど、米中貿易摩擦懸念を背景としてリスクオフムードも、ドルの重石となった。引けにかけてNYダウが下げ幅をほぼ取り戻し、米長期金利が2.90%近辺で推移したことでドルは底堅い展開となった。
★欧米市場のポイント
・111.14-53円のレンジ相場
・111.50円超ではドルの上値重い
・新興国通貨が弱い展開
・米経済指標は概ね好調
・米国株は不安定ながら底堅い
・再び米長期金利上昇傾向
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