★欧州市場朝方の取引では、ドル軟調の流れが持続、日中安値の105.70円近辺での取引だった。なお、欧州株は寄付き直後から全面安で推移した。欧州市場ではドルは一段安となり、一時105.63円まで弱含んだ。欧州株が全面安、米株先物も下落し、米長期金利も2.81%台まで低下した。継続的に本邦筋と思われるドル買い注文が観測されたが、反発は限定的だった。目先下値目処として意識されていた2月16日安値を下抜けるとドル売りが加速した。米国の保護主義的政策への傾斜を懸念したドル売り・円買いが続いた。欧州株は全面安となり、NYダウ先物も下落し、米長期金利は2.79%台まで低下した。円買いが一服すると、本邦筋のドル買い注文でサポートされ、NY勢参入後に105.50円近辺へ小幅反発した。米長期金利が下げ止まったほか、米国株も下げ止まったことでショートカバーが入った。世界貿易戦争への懸念にリスク回避の動きが加速したが、その後、ロス米商務省長官が『影響は最小限にとどまる』、『市場の反応は過剰』との発言を受けて、不安が若干緩和した。米長期金利が2.79%から2.86%まで上昇したほか、米株式市場の下落が一段落するとリスク回避も一服した。
米時間帯からは上下に振れながらも、戻り基調で終了していることから、週明けのスタートも落ち着いたものと思われる。また、米国株も一時は390ドル超安まで下落したが、引けにかけてリスク回避の動きが緩和され、70ドル超安まで下げ幅を縮小して引けた。ただ、3月4日にイタリア総選挙や独社会民主党・大連立に関する党員投票結果が公表されることから、週明けはユーロの動きには注意が必要となる。
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