FITS エコノミックレポート

5分足でみるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でもドル弱い!

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が上昇幅を広げ、米長期金利も持ち直す中、一時107.40円台に下げ幅を縮小した。米長期金利が上昇に転じたことを背景に、全般的にドル買い戻しが優勢となったが、ドル/円は107.50円台での戻り売りが根強く上値が限定された。その後、再び米長期金利が上昇に転じたほか、日経先物も上昇したことで107.52円まで買われたが、日経先物が伸び悩んだことで上値も限られた。米長期金利が低下に転じたことで円買い・ドル売りがじわりと強まった。米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果だったことを受けて米長期金利の急上昇とともに107.56円まで値を上げた。NYダウ先物が急落したため、その後はクロス円の下落につれて107.00円付近まで失速したが、米長期金利が一段と上昇したうえ、NYダウが下げ幅を縮めると再び買いが強まった。 その後、株安を嫌気し、リスク回避の円買いが加速した。全般ドル売りが進んだ流れに沿って一時106.70円と2016年11月14日以来の安値を付けた。ただ、一時150ドル超下落したNYダウが持ち直すとショートカバーが入り下げ幅を縮めた。上昇の勢いは弱いが、買戻し優勢の展開で底堅い動きとなった。

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