FITS エコノミックレポート

200日線下抜けも為替想定レート近辺で止まる!

 

★欧州市場序盤では、ドルの戻るは依然鈍く108.90円台でもみ合い商状となった。金日成主席の生誕105周年を15日に控えて超線半島情勢の緊張が続いていることや、トランプ大統領によるドル高けん制発言の影響が背景と見られた。グッドフライデー祝日で欧州主要市場が休場のため、為替は動意の乏しい展開となった。米3月CPIが予想を下回る結果となったほか、米3月小売売上高は自動車を除いた数値が予想より弱かったうえ、前月分も下方修正された。ドル売りが進むなか、200日線の位置する108.71円を下抜けたことで売りが加速した。その後は、手掛かり材料に乏しいなか108.60円付近で小動きとなった。イースター休暇で取引参加者が激減する中、本日安値圏でのもみ合いが続いた。

 

節目と見られていた200日移動平均線を下抜けしたことで、円高が急加速するかと思われたが、それほどではなかった。108円台では色々な下値抵抗ラインが位置していることもある。また、3月の日銀短観による通期の大企業為替想定レートが108.63円となっており一旦の下値目処として意識された可能性もある。今週末の北朝鮮の動向次第で、週明けの為替動向に大きな影響が出そうだ。

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