★6月10日以降の60分足では、雲の下限がレジスタンスとして意識され雲の下限に沿ってもみ合い相場となっていた。しかし、米FOMCの結果発表されると、急落する展開にとなり、安値引けとなる軟調な地合いとなった。全てのSMAが緩やかに下向きになっている。ただ、先行き2回の雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。戻り場面では6月14日安値の6,511円が意識される。
NY金先物市場は1821.70-1866.00ドルのレンジ相場となった。3日続落していた金先物相場だが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米金利が小幅に低下したこともあり反発して引けた。なお、引け後はFOMCで2023年までに2回の利上げが示唆されたことで米金利が急伸し、時間外の取引では金先物は大幅に下落した。金先物は時間外取引で1821.70ドルまで下落した。しかし、通常取引の時間帯では1866.00ドルまで買われており、底堅い値動きを保っていた。
価格帯別出来高では、6,600円手前で出来高が多い価格帯があることから、戻り場面では上値の重石となりやすい。安値圏で出来高が膨らんでくるかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルとかい離幅を広げて下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることから、下落基調は続いている。両オシレータともに下落基調となっている。
金標準先物の日足では、5日SMAが25日SMAとデッドクロスしており、短期的には下落基調が続いている。現在1月7日高値6,488円がサポートとして意識されており、下げ止まるかが注目される。下抜けすると、200日SMAの6,313円が意識される。NY金先物市場もFOMC結果発表後には急落する展開になったものの、1,800ドルは維持している。また、急落状態となったことから、一旦は押し目買いが入りやすい。為替市場は、米長期金利が上昇したことで、日米金利差拡大から110円台後半まで円安が進んでおり、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、急落しただけに一旦押し目買いが入ってくるかが焦点となる。60分足では、2回の雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすくトレンドの転換など動きが出てきやすい。ただ、戻り場面では買い方の『やれやれ売り』が相場の重石となりやすい。
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