FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では90時間SMAがレジスタンス!

 

★6月1日以降の金標準先物60分足では、出来高の多い価格帯がサポートとして意識され戻り基調となり雲の上限を上抜けした。ただ、90時間SMA(紫線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。夜間取引では雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1883.70-1902.90ドルのレンジ相場となった。先週末の米雇用統計を背景としたドルの重い動きが継続し、ドル建ての金に割安感が増したことで買いが継続した。アジア市場で1883.70ドルまで売られたが、ドル高は一服していることから、金先物は下げ渋った。通常取引終了後の時間外取引で1902.90ドルまで買われており、6月3日以来の高値をつけている。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高が多い価格帯があり、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』で出やすく上値の重石となる。出来高の少ない価格帯では上下の振れが大きくなりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜け上昇基調が続ているものの、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は買われ過ぎ過熱感が出ている。そのため、MACDの動向が注目される。

 

金標準先物の日足では、下向きの5日SMAの6,667円と10日SMAの6,682円がレジスタンスとして意識されており、上値を抑える展開になっている。NY金先物市場は、1900ドル台を回復しており維持出来るかが焦点となる。為替市場では、米金融緩和が当面継続されるとの見方を背景に全般ドル売り優勢となり、金標準先物の上値を抑えた。

本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。60分足でも上値が重くなっており、90時間SMAを上抜け出来るかが注目される。また、夜間取引の引け近くに雲のネジレがあることから、相場の節目になるかも注目される。

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