★8月25日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目となる7,600円が下値目処として意識されると、反発する展開になっている。下値を切り上げるダブルボトムのパターンとなっており、ネックラインとなる7,654円を上抜け出来るかが注目される。寄り付き後には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1720.60-1738.00ドルのレンジ相場となった。米金融引き締め政策の長期化が意識されるなか、連日で米長期金利が上昇しており、金相場の重しとなっている。アジア市場で1738.00ドルまで買われたが、換金目的の売りは続いており、ロンドン市場で1720.60ドルまで反落。ただ、ユーロの値動きを意識して売りは縮小し、通常取引終了後の時間外取引では1722ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、上値には出来高の多い価格帯が並んでいることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重しになる。ただ、7,600円近辺でも短時間に出来高が膨らんでいることから、押し目買いが入っており底堅さが意識される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルと共に横ばいとなっており、トレンドレスの状態になっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%Dが上向きとなりSlow%Dをわずかに上抜ける展開になっており、戻り基調が継続するか注目点となる。
金標準先物の日足では、サポートとして意識されていた25日SMAの7,629円を下抜けしてきた。明確に下抜けると8月2-3日安値の7,411円が下値目処として意識される。早々に25日SMAを回復するようなら、下値の堅さが意識される。NY金先物市場では、米長期金利の上昇が嫌気され換金目的の売りに押される展開になった。FRBによる金融引き締めの長期化が意識されており、NY金の重しになっている。外国為替市場では、米長期金利の上昇からドル買い・円売りが強まり、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点では、25日SMAを明確に下抜けするのか、早々に25日SMAを回復するのかが焦点になる。60分足では、ダブルボトムのパターンになっていることから、ネックラインを上抜けするような動きになるかが注目される。
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