★2月14日以降の金標準先物の60分足では、7,000円を挟んでもみ合う展開が継続している。心理的節目となる7,000円では売り圧力も多いものの、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されつつ底堅く推移している。
NY金先物市場は1888.00-1905.00ドルのレンジ相場となった。約8カ月ぶりの高値水準まで上昇し、米市場の3連休を前に利益確定売りに押された。ただ、ロシアのウクライナ侵攻への警戒感は根強く、小幅の下落にとどまった。アジア市場で1905.00ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで伸び悩んだ。ロンドン市場で1888.00ドルまで下げたが、ウクライナ情勢悪化の懸念は消えていないことから、ニューヨーク市場で1902.50ドルまで反発した。通常取引終了後の時間外取引では1900ドルをやや下回る水準で推移した。
価格帯別出来高では、7,000円前後でもみ合いながら出来高がも膨らんでおり、利益確定売りなどを吸収しながら7,000円を維持する展開になっている。売り一巡すると再び上昇基調が継続しやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜け緩やかに下落基調になっていたが、上向きになってきたことで下押しバイアスが鈍化してきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DとSlow%Dは上値・下値を切り上げつつ、%Dが上向きになってきていることで、戻り基調回復の兆しとなっている。寄り付き後の動きがポイントになる。
金標準先物の日足では、上向きの5日SMAがサポートとして意識され上昇基調が継続している。そのため、20年8月7日高値の7,032円が視界に入ってきている。NY金先物市場は、高値水準で推移していたことで、3連休前の利益確定売りに押される展開となったが、トレンド転換するには至っていない。為替市場では、ウクライナ情勢を巡るリスク回避によりドル買い・円買いが優勢になっている。ただ、ドル/円に関してはNY市場では方向感を欠く展開だった。心理的節目となる115.00円近辺では押し目買いも入りやすい。
本日の注目点は、7,032円の高値を上抜け出来るかが焦点になる。下押し場面では、5日SMAの6,958円を維持出来るかも注目点となる。
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