★11月16日以降の金標準先物の60分足では、240時間SMA(茶線)がサポートとして意識され下げ止まる展開になっていが、下抜けると加速的な下落基調となった。しかし、心理的な節目となる6,650円まで下落すると、一旦下げま止まる展開になっている。
NY金先物市場は1781.70-1812.50ドルのレンジ相場となった。昨日にバイデン米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の再任方針を示したことを受けて上昇した米長期金利はこの日も一段と上昇基調を強め、金利を生まない金はさえない動きとなった。アジア市場で1812.50ドルまで買われた後は伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて1781.70ドルまで下落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で1792.20ドルまで戻した。
価格帯別出来高では、6,750円、6,700円など相場の節目になりやすいところでは出来高が膨らんだが下げ止まらずに下げ足を速めた。現在6,650円前後で下げ止まっているものの、出来高が膨らむかがポイントになる。6,800-6,850円近辺で出来高が多かったことから、戻り場面では手仕舞い売りが上値の重石になりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになってきていることで、下押しバイアスが鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、売られ過ぎ過熱感がある中で低水準で%DがSlow%Dを上抜けしてきていることから、戻りの兆しが出ている。そのため、寄り付き後の動きがポイントになる。
金標準先物の日足では、25日SMAの6,644円がサポートとして意識され下げ止まる展開になった。寄り付き後に明確に下抜けるかが注目される。NY金は米長期金利の上昇を嫌気され4日続落するなど、下落調整局面になっている。一方、為替市場では、米長期金利の上昇から上値目処として意識されていた115円台を回復しており、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点では、25日SMAがサポートとして意識され下げ止まることが出来るのか、それとも下値模索の展開になるかが焦点となる。60分足でも、6,650円処で出来高が膨らむかも注目点となる。
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