★5月7日以降の金標準先物の60分足では、雲の下限を下抜け一時6,400円割れとなったが、120時間SMA(赤線)がサポートとなり反転して、薄い雲の上限を上抜け回復基調になっている。ただ、6,450円が上値目処として意識され上値が重くなり、もみ合い相場が続いている。
NY金先物市場は1808.40-1829.10ドルのレンジ相場となった。米金利高に連れたドル買いの影響で弱含んでいた金先物価格だったが、昨日の米消費者物価指数(CPI)に続いて予想より強い結果となった卸売物価指数(PPI)発表後も、米金利が低下しドルの頭も抑えられたことで、金先物価格は小幅に反発して引けた。ロンドン市場で1808.40ドルまで下げたが、米国株式の反発を意識して換金目的の売りは減少し、1829.10ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では1820ドル台で推移している。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を挟んでもみ合い相場となっている。買い方も売り方のほぼ損益分岐点近辺での展開になっている。高値圏でさらに出来高が膨らむかが焦点になっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んで横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、高水準で横ばいになっており、やや買われ過ぎ過熱感が出ている。どちらのオシレーターも方向感を欠く展開になっていることで、寄り付き後の動きを注目したい。
金標準先物の日足では、1月7日の年初来高値の6,488円を目前にしてもみ合う展開になっている。5日SMAの6,420円を回復してきていることで、短期的な上昇基調は続いている。明確な方向感を欠くて展開になっている。NY金先物市場は、米長期金利が低下したほか、ドルが弱い展開になったことで1,800ドルを維持している。今後も米長期金利の動向が金価格の大きな変動要因になる。為替市場では、米長期金利が低下したことでドルの上値が重くなったが、109円台半ばで推移しており金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、5日SMAの6,420円を回復してきたことから維持出来るかが焦点となる。また、5日SMAが横ばいになっていることから、上向き転換するかもポイントになる。
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