★9月2日以降の金標準先物の60分足では、しばらくサポートとして意識されていた6,350円を下抜けた。また、戻る場面では下向きの24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され下押しする展開になっている。雲のネジレ前後から下向きトレンドが加速しており、相場の節目になった。上値をじりじりと切り下げていることから、下押しバイアスは続いている。
NY金先物市場は1783.10-1804.40ドルのレンジ相場となった。 ニューヨーク市場の序盤に1804.40ドルまで買われたが、ドルが全般的にしっかりとしていることから、金先物は伸び悩んだ。米長期金利の上昇は一服したが、換金目的の売りは続いており、1783.10ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引ではおおむね1795ドルを下回る水準で推移し、株安でも上値の重さは払しょくされなかった。
価格帯別出来高では、6,400円台に出来高の多い価格帯があることから、買い方からの手仕舞い売りが出やすい。そのため、下値で手仕舞い売りを吸収出来るだけの押し目買いが入り、出来高が膨らむかが焦点になる。一方、戻り場面では、上値で出来高が多いことから、買い方からの『やれやれ売り』が重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下向け下向きになっていることで、下押しバイアスが残っている。
金標準先物の日足では、三連陰となっており下押しバイアスが強いことを示している。しかし、25日SMAと260日SMAがサポートとして意識され一旦下げ止まった。そのため、反発に転じることが出来るかが焦点となる。下抜けると200日SMAの6,275円が下値目処として意識される。NY金先物も換金売りに上値を抑えられ、1,800ドルを回復することが出来ていない。米国株が軟調推移していることで、金への換金売りが続く可能性もある。為替市場では、110円台前半での推移となっており、金標準先物の下支えとなりやすい。
本日の注目点では、25日SMAの6,329円と260日SMAの6,326円を維持することが出来るかにある。60分足でも下向きの24時間SMAを上抜け6,350円を回復出来るかが注目される。
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