FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では6,300円台維持出来るか!

 

★9月30日以降の金標準先物の60分足では、直近高値を上抜け6,300円をジワリと上抜けしてきた。このまま維持出来るかが焦点となる。下値・上値を切り上げてきており、下値固めの展開になっている。

 

NY金先物市場は1745.40-1765.90ドルのレンジ相場となった。米金利が上昇する中、ユーロを中心にドルが買われていたことで、ドルで取引される金先物は割高感から弱含んでいた。しかしながら、米金利が低下し、ドル高が一服したことで徐々に金先物も買い戻され、前日比では僅かに反発して引けた。 アジア市場の終盤にかけて1745.40ドルまで下げたが、54に1771.10ドルまで買われたが、ニューヨーク市場で反転し、1760ドル台を回復した。通常取引終了後の時間外取引で1765.90ドルまで買われている。

 

価格帯別出来高では、もみ合いながらも高値圏で出来高が膨らんできており、下値での利益確定売りを吸収する展開になっている。6,300円台で出来高が膨らむかが注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けシグナルとともに上向きを維持しており、上昇基調が継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感がある中で%DがSlow%Dを下抜けしてきたことで、下押しバイアスが強まってきている。寄り付き後のMACDの動向がポイントになる。

 

金標準先物の日足では、260日SMAの6,301円をジワリと上抜けしてきたものの、緩やかに下向きになっている25日SMAの6,308円がレジスタンスとして意識されている。一方で、緩やかに上向きになっている5日SMAの6,282円や10日SMAの6,257円がサポートとして意識され下支えとなっている。NY金先物市場は、米長期金利や米ドル指数の変動に対して神経質な動きになっている。1,700ドル台でのレンジ内での値動きが続いている。為替市場では、米長期金利が1.50%台で推移していることから、過度な円買いは後退している。

本日の注目点は、25日SMAを上抜け出来るかが焦点になる。ただ、上値では緩やかに低下基調になっている75日SMAの6,334円もレジスタンスとして意識される。下値では、緩やかに上向きになっている5日SMAや10日SMAが支えとなっており、維持出来るかがポイントになる。60分足では、引けにかけて上値が重くなっており、寄り付き後の動きが注視される。

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