★9月9日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目として意識される6,300円がサポートとして下支えする展開になっている。レンジ相場の下限まで下落している。寄り付きから雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすく、上下どちらかに動きやすい。明確に6,300円を下抜けするようなら、買い方からの手仕舞い売りがでやすい。
NY金先物市場は1791.70-1808.50ドルのレンジ相場となった。9月のニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことで米金利が上昇し、金利がつかない金先物が売られ1800ドルを下回って引けた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1808.50ドルまで買われたが、米国株式の反発を意識した売りが入ったことで1791.70ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では米国株式の動向をにらんで1795ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、もう一段下落するようなら買い方からの手仕舞い売りが出やすい。また、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになってきていることから、下押しバイアスが鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も低水準から横ばいになっていることで、下押しバイアスは鈍化してきている。寄り付き後にMACDが上向きになるかが焦点となる。
金標準先物の日足では、5日SMAと25日SMAがレジスタンスとなり、260日SMAを下抜けしてきた。下値では、8月11日安値6,105円と9月6日高値6,460円の半値押しの6,283円や200日SMAの6,277円が下値目処として意識される。NY金は、米長期金利の上昇や米国株の上昇が嫌気され、再び心理的節目となる1,800ドル割れとなった。本日も米債券市場や米国株の動向に左右されやすい。為替市場では、109円台前半まで円高基調が進んでいることから、金標準先物の重石になる。ただ、日米の金融政策スタンスの違いもあり、過度な円高基調になりにくい。ただ、中国大手不動産デベロッパーのデフォルト懸念によるリスク回避の円買いには注意が必要。
本日の注目点は、260日SMAを明確に下抜け心理的な節目となる6,300円割れとなるかが焦点になる。また、半値押しとなる6,283円も重要な相場の節目ポイントになる。60分足では、寄り付き直後から雲のネジレがあることから、相場の転換点になるなどトレンドの節目になりやすい。
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