★9月29日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目となる6,300円が上値目処として意識されており、上値を抑える展開になっている。寄り付き後に小さな雲のネジレが2回あることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1748.60-1771.10ドルのレンジ相場となった。債券が売られ、株が買われるなどリスク選好に市場が動いたことで、安全資産とされる金先物価格は4日ぶりに反落した。ドルが強含んだことも、ドルで取引される金先物に割高感が生じて重しになった。 アジア市場の序盤に1771.10ドルまで買われたが、ニューヨーク市場において米長期金利の高止まりや米国株式の反発を意識して、1748.60ドルまで売られた。通常取引終了後の時間外取引では、1760ドルをやや上回る水準で推移した。
価格帯別出来高では、6,250-6,300円のレンジ内での展開になっているが、徐々に出来高が膨らんできていることで、下値堅めとなっている。ただ、6,200円前後で出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい地合いが続いている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートとなり、シグナルとともに緩やかに上昇基調を継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになってきていることから、上値の重石が意識される。寄り付き後のMACDの動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、緩やかに上向きになってきた5日SMAと10日SMAがサポートとして意識され、200日SMAをジワリと上抜けしてきた。しかし、緩やかに下向きになっている260日SMAがレジスタンスとして意識され上値が抑えられている。また、上値には緩やかに下向きの25日SMAや75日SMAもレジスタンスとして意識されやすく、しばらくは上値の重さが意識されやすい。NY金先物は、再び米長期金利が上昇してきたことや、ドル高・株高も売り材料になりやすい。そのため、上値の重さが意識される。為替市場では、再び111円台を回復してきており、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、260日SMAの6,302円を上抜け出来るか、それとも再び200日SMAの6,285円を下抜けするかが焦点となる。また、60分足では寄り付き直後に雲のネジレが2回あることから、相場が動き出すか注目される。
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