★9月22日以降の金標準先物の60分足では、心理的な節目として意識されている6,200円前後で反転する展開が続いている。寄り付き直後に雲ネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。その後も午後になると再び雲のネジレがある。上値では、120時間SMA(赤線)や雲下限がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。
NY金先物市場は1727.80-1754.30ドルのレンジ相場となった。米長期金利の上昇を受け、金利が生じない金の相対的な価値が低下し金相場は圧迫された。一時1727ドル台まで売られ、約1カ月半ぶりの安値を記録した。アジア市場で1754.30ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1727.80ドルまで下落した。欧米株安を意識して安全逃避的な買いが多少入ったが、金先物の戻りは1741ドル近辺で一服し、通常取引終了後の時間外取引では主に1730ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、6,250円近辺で出来高が多いことから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重石になりやすい。6,200円近辺で出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルとともに緩やかに下向きになっていることから、下落基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DtoSlow%Dは緩やかに下向きになっている。両オシレーターともにじり安基調を示している。
金標準先物の日足では、下向きになっている10日SMAがレジスタンスとして意識され5日SMAを下抜けする展開になり、短期的には下落基調が続いている。NY金先物市場も米長期金利の上昇を嫌気して1,700ドル台前半まで下落基調になっている。ただ、米国株が下落調整となっていることから、米長期金利の上昇が一服するようなら買戻しも入りいやすい。また、中国大手不動産会社の恒大集団の破綻問題も継続している一方で、米国の債務上限問題も残っている。そのため、大崩れする展開にはなり難い。為替市場では、111円台半ばまで円安基調が進んでおり金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、心理的節目となっている6,200円を維持出来るかが焦点となっている。60分足でも、2度の雲のネジレがあることから、相場が動く切っ掛けになりやすい。
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