★10月21日以降の金標準先物の60分足では、240時間SMA(茶線)サポートとして意識され反転した。戻る売りに押されながらも、雲の下限を上抜け回復した。雲の上限が徐々に低下して夜間取引では、雲のネジレれる展開になる。そのため、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1784.30-1801.00ドルのレンジ相場となった。米国株の反落を受け、リスク逃避先資産とされる金を買う動きとなった。米金利の低下によるドル相場の切り下がりも、ドル建て金価格の押し上げにつながった。金利低下は、金利を生まない資産である金の相対的な価値押し上げ要因にもなった。ロンドン市場の序盤にかけて1784.30ドルまで売られたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて下げ幅は縮小。通常取引終了後の時間外取引で1801.00ドルまで戻した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を一旦下抜けしたことで、戻り場面ではやれやれ売りが重石となった。その後は、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、売りも一巡した。高値圏で出来高が膨らんでくるかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルを上抜け両線とも上向きを維持していることから、戻り基調は継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感も出ている。そのため、ゼロラインがレジスタンスとして意識されるかが注目される。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,559円を下抜けしたものの、上向きの10日SMAの6,539円がサポートとして意識され下げ止まる展開になっている。上昇基調は継続しているが、やや買われ過ぎ過熱感も出ていることから、売り材料には反応しやすい。NY金先物市場は、米長期金利が低下やドル安を好感した買いが入った。ただ、米国は金融引き締め方向にあることから、現状では上値追いの動きにはなり難い。為替市場では、米長期金利の低下もあり、ドル/円の重石になっている。また、114円台では上値の重い地合いが続いている。
本日の注目点は、5日SMAを回復して10月25日高値6,620円を上抜け出来るのか、それとも10日SMAを下抜け下落調整になるかが焦点となる。金標準先物の60分足では、夜間取引に雲のネジレがあることから、上下どちらかに放れる展開になるか注目される。
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