★6月8日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目となる7,800円と240時間SMA(茶線)がサポートとして意識され下支えする展開になっている。一方、上値は24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になり、小幅なもみ合い相場となっている。新規の材料待ちとなるもみ合い相場となっている。
NY金先物市場は1806.10-1833.30ドルのレンジ相場となった。米長期金利の大幅上昇に伴って外国為替市場でドル買いが強まると、ドル建てで取引される金は売りが広がった。米長期金利の大幅な上昇を受けて換金目的の金売りは続いている。アジア市場の終盤に1833.30ドルまで戻したが、その後はじり安となり、ニューヨーク市場で下げ幅は拡大。通常取引終了後の時間外取引で1806.10ドルまで売られている。
価格帯別出来高では、もみ合いながら出来高が膨らんでおり、押し目買いが入っていることを示している。ただ、上値では出来高が多いことから、戻り基調では買い方から『やれやれ売り』が出やすく上値の重しになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに下値を切り上げる展開になっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、低水準から%DとSlow%Dが下値を切り上げる展開になっている。もみ合い相場ながらも、じわりと戻り基調が継続している。
金標準先物の日足では、5日SMAが下向きになり10日SMAの7,858円を下抜けたことで、短期的には下落調整場面となっている。NY金先物市場は、米長期金利の上昇とドル高が嫌気され換金目的の売りに押される展開になっている。市場で6月FOMCで0.75%の利上げ観測が強まったことによるものである。FOMCで予想通りの0.50%の利上げに収まるようなら、米金利の低下とドル売りが強まりやすく、金の買い戻しにつながりやすい。外国為替市場でも、米国の金融引き締めが加速するとの思惑で、米長期金利が上昇したことでドル買いが強まっており、金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点は、10日SMAを明確に下抜けするかが焦点になる。下値では、心理的節目となる7,800円、25日SMAの7,676円や75日SMAの7,627円がサポートとして意識される。一方上値では、下向きになってきた5日SMAの7,921円がレジスタンスとして意識される。
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