★3月16日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)が下支えとなり、反発基調が継続している。26期間先の雲も右上がりとなり、上昇基調が継続していることを示している。
NY金先物市場は1915.60-1948.80ドルのレンジ相場となった。ウクライナ首都キエフでのロシア軍との戦闘が続くなかで情勢悪化が懸念され、安全資産として金需要が高まった。取引終了後には一段高となり1950ドルに接近した。アジア市場で1915.60ドルまで売られたが、原油高や欧米株安を意識して反発した。米長期金利が低下したことも買い材料となった。ニューヨーク市場でじり高となり、通常取引終了後の時間外取引で1948.80ドルまで上昇した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから上値追いの展開となっている。ただ、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。そのため、高値圏で出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルとともに上向きを継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、買われ過ぎ高水準から%DがSlow%Dを下抜けしてきていることから、寄り付き後の動向には注意が必要となる。
金標準先物の日足では、5日SMAが再び10日SMAを上抜けするゴールデンクロスしたことで、短期的な上昇基調が強まっている。そのため、3月9日の高値7,672円が再び視界に入ってきた。NY金先物市場は、地政学リスクの高まりや原油高によるインフレ高進懸念と米国株安・金利低下によるリスク回避の買いで底堅い展開になっている。そのため、再び2,000ドル台を目指す展開になるかが注目される。為替市場では、日米の金融政策の方向性の違いからドル買い・円売りが進みやすい地合いになっており、金標準先物の下支えになりやすい。
本日の注目点は、テクニカル的に好転したことで上値追いの展開になるかが焦点となる。パターン的には、ダブルトップを形成する動きになる。高値圏で出来高が膨らむかがポイントになる。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |