FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では24時間SMAを挟んでもみ合い相場!

 

★4月21日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)を挟んでもみ合い相場が続いている。先行きは雲の抵抗体が緩やかに低下していることから、レジスタンスとして意識される。もみ合いながら、次の材料待ちの様相となっている。

 

NY金先物市場は1881.60-1908.10ドルのレンジ相場となった。外国為替市場では対ユーロなどでドル買いが進み、ドル建てで取引される金価格の割高感が意識された。一時は2月17日以来の安値となる1881.6ドルまで下落する場面も見られた。アジア市場の序盤に1908.10ドルまで買われたが、米長期金利の反発を受けてニューヨーク市場の中盤にかけて1881.60ドルまで下げた。ただ、換金目的の売りは一巡しており、通常取引終了後の時間外取引では主に1885ドルから1888ドルの範囲内で推移した。

 

価格帯別出来高では、7,750円を挟んで出来高が膨らんできていることから、押し目買いが継続して入ってきている。そのため、売りが一巡するようなら、持ち直し展開になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに戻り基調が継続している。ただ、MACDが横ばいになってきていることで、トレンドレスの状態の様相になってきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DとSlow%Dが横ばいになっており、方向感を欠く展開。トレンドレスの状態になっていることで、次の材料待ちの様相。

 

金標準先物市場の日足では、25日SMAの7,792円を下抜けしてきた。ただ、3月29日高値7,731円がサポートとして意識され下げ止まる展開になっている。5日SMAは10日SMAを下抜け両線とも下向きになっていることで、短期的には下落基調が継続している。NY金先物市場もドル高や米長期金利上昇から心理的節目となる1,900ドル台を下抜けしてきた。ただ、換金売りが一巡していることから、買い材料に反応しやすい。外国為替市場では、米長期金利などに振れやすい地合いになっているものの、128円台半ばでは上値の重い展開になっている。日銀金融政策決定会合を控えドル/円に関しては様子見ムードが強くなっている。

本日の注目点は、25日SMAを回復出来るのかが焦点になる。また、3月29日高値が下支え出来るかも注目される。60分足では、もみ合いながらも出来高が膨らんでいることから、売り一巡すると動きが出やすい。

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