★5月27日以降の金標準先物の60分足では、上げ下げを繰り返しながらも120時間SMA(赤線)がサポートとなり、高値圏まで回復してきた。急落したことで、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』も出て上値を抑えながらもじり高展開となった。雲のネジレや雲の厚みが薄くなっていることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1896.40-1911.70ドルのレンジ相場となった。米金利低下・ドル安が支援材料となった。金利を生まない資産である金の劣後性が緩和されたり、ドル建て金相場の割安感につながったりした。米株の伸び悩みも、安全資産である金の買いを促した。ロンドン市場で1896.40ドルまで下げたが、まもなく反転した。通常取引終了後の時間外取引で1911.70ドルまで買われている。
価格帯別出来高では、上下に出来高が多い価格帯に挟まれ上下の抵抗体になっている。そのため、上値にある出来高の多い価格帯を上抜け出来るかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けシグナルと共に緩やかに上昇してきていることから短期的な上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準で上下に振れながらも上値・下値を切り上げる展開になっている。
金標準先物の日足では、昨年9月16日高値6,708円と緩やかに上向きの5日SMAの6,716円を一旦下抜けしたものの、早々に回復してきたことで、再び上昇基調に戻ってきた。NY金先物市場も米長期金利の低下や米ドル安を好感した買いが入り、心理的な節目となる1,900ドル台を回復している。ただ、米国債に関しては、持ち高調整目的の買いで利回りが低下したこともあり、一時的な利回り低下の動きになりやすい。為替市場では、110円台での上値の重さが意識されているものの、過度な円買いも入りにくい展開となっている。そのため、109円台でのレンジ相場入りになっている。
本日の注目点は、60分足で雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。日足でも5日SMAを維持出来るかが焦点となる。
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