★4月28日以降の金標準先物の60分足では、1月7日の年初来高値6,488円が意識される中、6,400-6,450円の狭いレンジ内で24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されるもみ合い相場となっている。
NY金先物市場は1830.50-1846.30ドルのレンジ相場となった。先週発表された米雇用統計がさえない結果となってからの地合いが継続された。またポンドやカナダドルを中心にドル安が進展していることで、ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となった。アジア市場で1830.50ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて1846.30ドルまで買われた。ただ、米国株安を意識した安全逃避的なドル買いが観測されており、金先物の上げ幅はやや縮小した。
価格帯別出来高では、もみ合い相場の中で出来高も膨らんでいる。そのため、新規買いも入ってきている。6,200円前後でも出来高膨らんでいたことから、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。売り一巡するまでもみ合い相場が続きそうである。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、価格じり高になっているものの、上値を徐々に切り下げる弱気のダイバージェンスとなっている。さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DとSlow%Dは両線とも下向きになっていることで、短期的には下落基調を示している。
金標準先物の日足では、200日SMAのレジスタンスを上抜けしたことで、上昇基調が強まった。しかし、1月7日の年初来高値6,488円が視界に入ってきたことで、利益確定売りに抑える展開になっている。前日のNY金先物市場はドル安基調になったことで、買われた。しかし、東京市場早朝では、ドルインデックス指数や米長期金利の上昇から時間外取引ではやや弱含みの展開になっている。為替市場では、米長期金利が1.60%台に回復してきたことから、ややドル買い・円売りが優勢になっている。ただ、109.00円にはオプションのトリガーがあることから、上値も重くなりやすい。ただ、108円台後半で推移していることから、金標準先物の下支えになる。
金標準先物の日足では、1月7日の年初来高値6,488円が視界に入ってきていることから、利益確定目的の売りも入りやすいため、上値が抑えられる可能性がある。ただ、米FRBによる金融緩和の長期化の思惑もあり、金相場の下支えとなる。
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