★3月29日以降の金標準先物の60分足では、3月29日安値7,433円を起点として3月31日安値7,510円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。一方で、雲の上限がサポートとして意識され下値を支える狭いレンジ相場となっている。各SMAの上方に位置していることから上昇基調は継続している。
NY金先物市場は1918.20-1941.60ドルのレンジ相場となった。欧州入り後は弱含む場面もあったが、欧米諸国がロシアに対しての新たな制裁を導入する意向を示していることもあり、安全資産とされる金先物は小高く推移した。アジア市場で1918.20ドルまで売られたが、ウクライナとロシアの停戦協議は難航するとの見方が強まり、ニューヨーク市場の序盤にかけて1941.60ドルまで買われた。ただ、米長期金利が底堅い動きを見せたことや米国株高を意識して上げ幅は縮小し、通常取引終了後の時間外取引では1930ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯に挟まれて売買が錯綜する展開になっている。そのため、上下に放れると手仕舞い売買が膨らみ大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で下向きになってきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も高水準で%DとSlow%Dが下向きになっており、下落調整の様相となっている。オシレーターからは、やや上値の重い展開になっている。
金標準先物の日足では、5日SMAの7,559円と10日SMAの7,572円がサポートとして意識され下支えする展開になっている。三角持ち合いの様相となっており、上下どちらかに放れるかが注目される。NY金先物市場では、流動的なウクライナ情勢の悪化から買われたものの、米長期金利の上昇と株高が意識され上値も重くなった。リスク選好とリスク回避が錯綜する展開になっている。外国為替市場では、心理的節目の123円が意識されると上値が重い展開。ただ、122円台後半でもみ合い相場が続いている。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAが下支えとなり上値トライとなるのか、それとも下抜けて下落調整となるのかが焦点になる。上値を切り下げ・下値を切り上げる三角持ち合いの様相となっており、上下放れの準備段階にある。60分足でもR1と雲上限に挟まれる展開になっている。
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