★11月19日以降の金標準先物の60分足では、心理的な節目となる6,100円や一目均衡表雲下限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開になっている。一方で、下値も6,050円が下値目処として意識され底堅い展開となっている。24時間SMA(緑線)も横ばいとなっていることから、短期的にはもみ合い相場を示している。現在は雲の厚みがあり強い抵抗体となっているが、先行きは雲の厚みが極端に薄くなることから上抜けしやすくなる。
価格帯別出来高では、6,100円を上限として出来高が膨らんでいることから、手仕舞い売りなどを吸収する押し目買いが入っている。ただ、上値でも出来高が多いことから、戻り場面では相場の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識され上値の重い展開になっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け緩やかに上向きとなっていることから、戻り基調を示している。
金標準先物の日足では、200日SMAの6,121円を下抜けしたことでレジスタンスとして意識されている。また、下向きの5日SMAが200日SMAとデッドクロス寸前となっており、上値の重さが意識される。下値では、心理的節目となる6,050円と6,000円や260日SMAの5,925円が下値目処として意識される。
本日の注目点は、200日SMAを回復出来るかが焦点となっている。本日も米国では『ブラックフライデー』で株式・債券市場が短縮取引となるため、昨日同様欧米市場では閑散相場になりやすい。
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