★12月9日以降の金標準先物の60分足では、引けにかけてダブルボトムネックラインの6,478円を上抜けすると加速的に上昇する展開になり、雲の上限を一気に上抜けした。ただ、直近高値圏まで上昇すると、戻り売りが強まり上値を抑える展開になった。直近高値の6,531円を上抜け出来るかが注目される。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に積極的な取引は手控えられたが、為替相場でユーロが対ドルでの上値の重い動きとなったことや、米長期金利が上昇傾向に推移したことが重しとなり、金は売りが優勢となった。通常取引終了後の時間外取引で1753.00ドルまで下げたが、その後1781.30ドルまで戻した。米国金利の先高観が台頭しているが、押し目買い興味は残されている。
価格帯別出来高では、高値圏でもみ合い相場となり出来高が膨らんだ価格帯がレジスタンスとして意識され上値をお抑えた。寄り付き後は、この価格帯を上抜け出来るかが重要なポイントになる。下値で出来高が多いことから、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルとともに上向きになり上昇基調が強いことを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DとSlow%Dの両線はかい離幅を広げて両線とも上向きになっていることで、上昇基調が強いことを示している。両オシレーターともに強い上昇基調を示している。
金標準先物の日足では、100日SMAの6,439円がサポートとなり、75日SMAの6,477円、10日SMAの6,490円、5日SMAの6,488円を一気に上抜け強い上昇基調になっている。上値では緩やかに低下傾向にある25日SMAの6,611円が上値目処として意識される。NY金先物市場は、米FOMCの結果を受け米長期金利やドルの動向次第の展開になる。市場では想定内の結果との受け止めが広がっているが、テーパリングの加速や先行き利上げ方向にあることから、NY金の上値も抑えられる。為替市場では、米FOMCのタカ派的な内容を受け114円台を回復する展開になった。114円台を維持出来るかが焦点となる。
本日の注目点は、25日SMAに向かって上昇基調となるのか、それとももみ合い相場が続くのかが焦点となる。60分足では、上昇基調が継続しているものの、出来高の多い価格帯を上抜け出来るかが注目される。
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