★6月2日以降の金標準先物の60分足では、雲の上限にサポートとされもみ合い相場となっている。上値では、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。寄り付きでは雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。
NY金先物市場は1885.70-1906.90ドルのレンジ相場となった。米長期金利の低下を受けて、金利を生まない金は買いが先行するも、利益確定売りに押された。ただ、押し目では買い意欲も強く、小幅安で取引を終えた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1906.90ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで1885.70ドルまで売られた。その後は、米長期金利の動向を意識した相場展開となり、1898.80ドルまで戻した後、1890ドル台でもみ合う状態が続いた。
価格別出来高では、下値には出来高の多い価格帯にあることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。もみ合いながらも、徐々に出来高が膨らんできていることから、底堅い展開になっている。急落したこともあり、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』も出やすく上値の重石になっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっていることで、トレンドレスの状態になっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、緩やかに上昇していることから、上昇基調は継続している。もみ合い相場が続いてることから、寄り付きのMACDの動き注目点である。
金標準先物の日足では、緩やかに下向きになっている5日SMA6,662円をわずかにうわ抜けしたものの、10日SMAの6,684円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられている。10日SMAがレジスタンスとして意識されるのは3日目になるので、やや上値の重さも意識される。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,900ドル台では利益確定売りが出て上値の重い展開になっている。ただ、米長期金利の上昇が一服していることから、大きく売り込まれる展開になっていない。為替市場では、全般様子見ムードが強く109円台半ばでのもみ合いになっている。
本日の注目点では、10日SMAを上抜けすることが出来るが焦点になる。一方で、5日SMAを維持出来るかもポイントになる。寄り付き後に60分足では、雲のネジレがあることから、上下に振れるかが注目される。前日NY市場は10日に公表される5月米消費者物価指数(CPI)の結果待ちの様相となっていることから、本日も全般こう着相場となりやすい。
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