★11月28日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)を下抜けしたものの、雲の上限がサポートとなり戻り基調となっている。雲の上限が緩やかに上昇基調となっていることから、緩やかな戻り基調が継続する可能性がある。
NY金先物市場は1826.70-1847.40ドルのレンジ相場となった。米追加経済対策への期待感や為替市場でドル安・ユーロ高が一段と進んだことを背景に金は買いが継続した。また、米長期金利は伸び悩んでいることから、ニューヨーク市場の序盤にかけて1847.40ドルまで買われた。ただ、その後は米国株式の反発を意識して金先物の上昇はやや一服した。
価格帯別出来高では、6,050円前後の出来高の多い価格帯近辺でもみ合う展開となっている。一度大きな含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』も出やすく、上昇も緩やかな展開となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートして意識され下げ止まる展開となった。ただ、横ばいとなっていることから、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%DとSlow%Dの両線は上向きとなっており、戻り基調が継続している。MACDが上向きになるかが焦点となる。
金標準先物の日足では、200日SMAの6,135円を挟んでの動きとなっているが、下値では横ばいになった10日SMAがサポートとして意識されている。200日SMAを明確に上抜けすると、戻り基調が強まる可能性がある。上値では、10月30日のネックライン6,245円や25日SMA6,253円が戻り目処として意識される。NY金先物市場では、ドル安と米長期金利の上昇一服が買い材料となっている。今後も両市場の動向が、金価格を左右しやすい。為替市場では、ドルの先安観が根強くあり、全般的に弱含みの展開が継続しそうである。そのため、金標準先物の上値を抑える要因となる。
本日の注目点では、200日SMAを明確に上抜け出来るかにある。明確に上抜け出来ると上向きの5日SMAが10日SMAや200日SMAとゴールデンクロスする展開となり、買い方への支援材料となる。
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