★5月6日以降の金標準先物の60分足では、雲の上方でもみ合い相場となっている。ただ、雲の厚みが薄いことから強いサポートにはなり難く、下抜けしやすい。お昼前後に雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1813.00-1844.70ドルのレンジ相場となった。4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る強い結果となったことで、米長期金利が上昇、ドル高になり、金先物価格は続落して引けた。ニューヨーク市場の序盤に1844.70ドルまで買われたが、米国株安を警戒して安全逃避的な取引が増えており、通常取引終了後の時間外取引では換金目的の売りが優勢となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の下限で下げ止まっており、サポートとし意識されている。下抜けしてくると、買い方からの手仕舞い売りが出やいので注意が必要となる。出来高が膨らんでいることから、下抜けすると戻り場面では上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺で横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、上値を切り下げ%DとSlow%Dは下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、上ヒゲロウソク足となって5日SMAの6,409円を下抜けしてきたことから、短期的には下押しバイアスが強まっている。ただ、200日SMAが位置する6,313円がサポートとして意識される。NY金先物は、ドル高と米長期金利の上昇が嫌気され1,800ドル台前半まで下落した。心理的節目となる1,800ドルを維持出来るかが焦点となる。一方、為替市場では、109円台半ばまで円安基調が進んでいることから、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点は、5日SMAを回復出来るのか、それとも6,400円台割れとなるのかが焦点となる。急速に上昇してきていたことから、利益確定売りを吸収出来るかがポイントになる。また、60分足ではお昼頃に雲のネジレがあることから、相場に動きがあるかも注目点となる。
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