★9月7日以降の金標準先物の60分足では、寄り付き直後に雲のネジレがあり、戻り基調からの反転になるか、戻り基調が強まるか相場の節目になりやすい。その後も、雲の厚みが薄いことから上下に振れやすい地合いが続く。
NY金先物市場は1782.30-1797.80ドルのレンジ相場となった。米金利が低下したこともあり、金利がつかない金先物が買われ一時1800ドル台を回復した。もっとも、市場を動意づける米経済指標の発表もほぼなく、FOMCを前にブラックアウト期間でFRB高官の発言もないことで値動きは限られた。アジア市場で1782.30ドルまで下落し、ロンドン市場では1790ドルを挟んだ水準で推移した。押し目買いが入ったことでニューヨーク市場の序盤にかけて1797.80ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では1792ドル近辺でもみ合う状態が続いた。
価格帯別出来高では、一旦出来高の多い価格帯を下抜けたことから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重石になりやすい。上値には出来高の多い価格帯があり今後も上値の重い展開が継続しやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインをジワリと上抜け両線とも緩やかに上向きになっていることから、戻り基調が継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高値圏でもみ合い商状となっている。ただ、%DがSlow%Dを上抜けしてきたことで戻り場面になっている。弱いながらも戻り基調が継続している。
金標準先物の日足では、下向きに5日SMAの6,348円がレジスタンスとして意識されている一方で、25日SMAの6,334円と260日SMAの6,322円がサポートとして意識され下支えする展開になっている。NY金先物市場は、米長期金利の低下が買い材料となっていることから、米長期金利の動向次第の展開になっている。為替市場では、110.00円を挟んで動意の薄い展開が続いている。今晩発表される米8月消費者物価指数(CPI)が公表されることから、動意の薄い展開が続きそうである。
本日の注目点では、上下の抵抗体からどちらかに放れるかが焦点となる。各SMAが集中してきたことから、上下に放れると大きな動きになりやすい。60分足では、寄り付き直後に雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすい。
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