★10月21日以降の金標準先物の60分足では、薄い雲を挟んでもみ合い方向感を欠く展開になった。雲の厚みが薄いことから、上下に放れやすい地合いが続きやすい。トレンド発生待ちの様相となっている。先行き小さな雲のネジレが散見されており、相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1793.10-1812.70ドルのレンジ相場となった。米金利の低下が先行した。欧州中央銀行(ECB)理事会の内容が事前の見通しほどハト派ではなかったとの見方でユーロが上昇したこともドル相場を圧迫した。ドル建て金相場の押し上げに寄与した。取引時間中の米金利が総じて低位で推移していたことも、金利を生まない資産である金の相対的な価値押し上げ要因になった。ニューヨーク市場の序盤にかけて1812.70ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで1793.10ドルまで反落した。その後は、1800ドルを挟んだ水準でのもみ合いが続いた。通常取引終了後の時間外取引で1804.00ドルまで買われたが、株高を受けて1800ドルを再び下回った。
価格帯別出来高では、6,550円を挟んで出来高が膨らんでおり、上下どちらかに放れる動きになると、手仕舞い売買と短期筋売買が交錯して、大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上を横ばいになっており、トレンドレス状態となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DとSlow%Dが横ばいになっており、トレンドレス状態となっている。トレンド発生待ちの様相となっている。
金標準先物の日足では、10日SMAの6,542円がサポートとして意識され下支えされている一方で、5日SMAを挟んでもみ合う展開が続いている。陽線と陰線が交互に出ており、売買が交錯している。ちなみに本日は陽性が出現しやすい。高値圏でもみ合う展開となっており、上下どちらに放れるかが注目される。NY金先物はドル相場や米金利に敏感に振れる展開が続いている。心理的な節目となる1,800ドルを挟んでもみ合い相場となっている。為替市場では、月末要因などなから114円台での上値は重い一方で、113円台前半では下値も堅い展開となっている。日米金利差が拡大しており、過度な円高基調にはなりにくい。
本日の注目点では、10日SMAを下抜け下落調整となるのか、それとも5日SMAを上抜け10月25日の直近高値6,620円を上抜け出来るのかが焦点となる。60分足でもほぼ横ばいの展開になっており、方向性を欠く展開になっている。
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