★金標準先物の60分足では、雲の上限と240時間SMA(茶線)がレジスタンスとなる一方で、雲下限がサポートする展開となっている。小幅な値動きとなっているが、週明け雲のネジレがあることから、トレンドの加速や反転など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1901.10-1918.70ドルのレンジ相場となった。金先物市場は方向感のない値動きだった。NY入り前はドルが若干弱含んでいたこともあり、ドルで取引される金先物は割安感から底堅い値動きを見せていた。しかし、徐々に上値も重くなり前日比では小幅に反落して引けた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1918.70ドルまで買われた後、米国株高を意識して1901.10ドルまで反落したが、売り一巡後に1908.00ドルまで戻しており、1900ドル台を終日維持した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯で上げ止まる展開となっており、買い方からの『やれやれ売り』に押される展開となっている。一方で、下値でも出来高の多い価格帯がサポートとして意識され下支えされる展開となっている。上下どちらかの出来高の多い価格帯を放れると、手仕舞い売買が入りやすく大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺で方向感を欠く展開が続いている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、上値・下値を切り下げ%DとSlow%Dが下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。
金標準先物の日足では、上値を5日SMAの6,456円、10日SMAの6,469円、25日SMA6,476円、75日SMA6,503円がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。一方、下値を8月12日安値6,412円と100日SMA6,374円がサポートとして意識され下支えされる展開となっている。上下抵抗体に挟まれ徐々に値動きが小さくなってきている。そのため、上下に放れる準備段階になっている。NY金先物は心理的節目となる1,900ドル台を終日維持するなど、底堅い展開となっている。為替市場では、105.50円のオプション(OP)が上値を抑える一方、105.10円、105.00円のOPが下値を支える展開となっており、狭いレンジ内での値動きとなっている。上下どちらかを抜けると、大きな動きになりやすい。
本日の注目点は、英国とEUの交渉が決裂する可能性があるほか、週末のNY市場終了間際に米ムーディーズ社が英国の格付けを格下げしたことで、週初リスク回避の動きが強まる可能性がある。金標準先物は上下の抵抗体に挟まれており、値幅が縮小傾向にある。そのため、近い将来上下どちらかに大きく放れる可能性が高まっている。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |