★9月13日以降の金標準先物の60分足では、6,160円が底値となり緩やかにもみ合いながら持ち直す展開が続き、一目均衡表雲の中まで上昇した。しかし、雲の中に入ると雲の上限がレジスタンスとして意識され、上値の重い展開になった。ただ、下値では24時間SMA(緑線)と雲下限がサポートとして意識されている。先行きは雲の厚みが薄くなることから、上下に振れやすくなる。
NY金先物市場は1758.30-1782.20ドルのレンジ相場となった。この日は香港株や欧州株が反発し、米株も不安定ながら買いが優勢となったが、資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念は根強く、安全資産とされる金は続伸した。アジア市場で1758.30ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて1782.80ドルまで買われた。ただ、戻り売りの興味は残されており、通常取引終了後の時間外取引で1774.70ドルまで下げる場面があった。
価格帯別出来高では、6,200円を挟んでもみ合いながらも出来高が膨らんでおり、押し目買いも根強く入ってきている。上値では出来高の少ない価格帯があり、値動きが大きくなりやすい。ただ、6,300円からの上値では出来高が多いことから、上値の重石になりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺まで上昇してきたが、横ばいになってきており、上昇バイアスは鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることから、上値が重くなっている。
金標準先物の日足では、下向きの5日SMA6,255円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。また、200日SMAの6,279円もレジスタンスとして意識される。NY金先物は中国恒大集団のデフォルト懸念が根強く残っていることで、安全資産としての金は底堅く展開しやすい。一方、為替市場では、リスク回避の円買いも強く、金標準先物の重石になりやすい。
本日の注目点は、5日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。ただ、上値では200日SMAも位置しており、上値の重い展開も意識される。60分足でも、雲の上限を上抜けるのか、それとも雲下限を下抜けするのかが注目点となる。
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