★5月6日以降の金標準先物60分足では、もみ合い相場から急落する展開になったものの、雲の下限がサポートとなり切り返す展開になった。そして、引けにかけて雲の上限まで戻り基調になった。雲の上限がレジスタンスとして意識されるも、上抜け出来るかが注目される。夜間取引では、雲のネジレがあることからトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1817.80-1842.50ドルのレンジ相場となった。米長期金利が上昇したこともあり、金先物価格は5日ぶりに反落した。もっとも、ポンドを中心にドル安が進んでいることもあり、引けにかけては下げ幅を大幅に削った。ロンドン市場で1842.50ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1817.80ドルまで反落。欧米株安を警戒して安全逃避的な取引が増えており、換金目的の売りが優勢となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯まで戻り基調になっていることから、買い方からの手仕舞い売りは一巡していると思われる。出来高の多い価格帯を上抜け出来るかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかに低下傾向が続きゼロラインを下抜けしたが、MACDが上向きになってきたことで相場に変化が出てきた。ゼロラインを上抜け出来るかが焦点となる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、%DとSlow%Dが上向きになっており、戻り基調が継続している。
金標準先物の日足では、高値圏でロウソク足が『十字線』となっており、相場のへの迷いが出ている。そのため、前日安値6,383円を下回るようなら相場が弱気に転換したことになる。NY金先物は、米長期金利の上昇が上値を抑えた一方で、このところの上昇基調から換金目的の売りに押される展開になっている。為替市場では、欧米株安からリスク回避の円買いに傾いたものの、過度な円買いにはつながっていない。
本日の注目点では、60分足での雲上限を上抜け出来るのか、それともレジスタンスとして意識され下押しとなるのかが焦点となる。世界的な株安が継続しやすいことから、リスク回避の金買いにつながりやすい。米長期金利の動向がポイントになる。
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