★6月6日以降の金標準先物の60分足では、120時間SMA(赤線)がサポートとして意識された後に反発すると、8,000円台まで上昇基調を強めた。その後も、8,000円台を維持しており、強い基調が継続している。夜間取引に入ると雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1826.50-1879.60ドルのレンジ相場となった。5月米消費者物価指数(CPI)が約40年ぶりの伸びとなったことをきっかけに米国株式相場が大幅安で推移したため、安全資産とされる金の需要が高まった。5月米消費者物価指数の上昇を嫌気して1826.50ドルまで下げたが、米国株式の大幅安を受けて安全逃避的な買いが強まり、1879.60ドルまで反発した。通常取引終了後の時間外取引では主に1875ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を一気に上抜ける展開になった。そのため、上値が重くなると利益確定売りが出やすい地合いとなる。そのため、8,000円台で出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、急角度でシフなるとともに上昇しており、強い上昇基調となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準で横ばいになっており、買われ過ぎ過熱感が強まっている。寄り付き後はMACDが上昇基調を維持出来るか、動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、上向きの5日SMAが支えとなり上昇基調が継続している。4月20日高値8,160円が視界に入ってきている。週足でも、上向きの13週SMAがサポートとなり上昇基調を維持している。NY金先物市場では、米国株の大幅下落からリスク回避の買いが入っているものの、米長期金利が上昇していることもあり、上値追いの動きにはなり難い。為替市場では、米長期金利の上昇から日米金利差拡大により円売り・ドル買い地合いが強く、134円台後半での値動きになっており金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、4月20日高値を上抜け出来るかが焦点になる。今週は14-15日に米FOCMが開催され50bpの利上げが織り込まれている。ただ、先週末に発表された5月米消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったため、75bpの利上げ観測も浮上するなど米FRBの利上げペース加速も警戒されている。
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