FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では心理的節目下抜け!

 

★7月25日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目だった7,500円を下抜けしたことで、上値も重さが意識され下値目処を探る展開になりやすい。24時間SMA(緑線)が下向きになっており、レジスタンスとして意識され上値を抑える展開になりやすい。早々の7,500円を回復出来るようなら、買い方からの安心感も出て戻り基調になりやすい。

 

NY金先物市場は1774.30-1792.50ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル安が進み、ドルの代替資産とされる金は続伸した。また、米長期金利が低下したことも、金利が生じない金の買いを後押しした。アジア市場で1774.30ドルまで売られた後、ドル安を意識して1792.50ドルまで買われた。ニューヨーク市場の中盤にかけて上げ幅は縮小したが、通常取引終了後の時間外取引では主に1788ドルを挟んだ水準で推移した。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高が多いことから戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重しになる。下値で出来高が膨らむかが焦点になる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルと共に横ばいになっており、トレンドレスの状態になっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、上値を切り下げ%DとSlow%Dの両線が下向きになっていることから、下押しバイアスは継続している。寄り付き後のストキャスの動きがポイントになりやすい。

 

金標準先物の日足では、下向きの5日SMAと10日SMAに上値を抑えられ上値の重さが意識される展開になっている。徐々に上値を切り下げる展開になってきており、上値の重さが意識される。NY金先物市場は、米金利が低下したことやドル安が好感され1,700ドル台後半での推移となり、戻り基調が継続している。外国為替市場では、7月14日高値139.39円から半月程度で約8円の円高となり、金標準先物の重しになっている。

本日の注目点は、心理的節目の7,500円を早々に回復出来るのか、それとも5日SMAや10日SMAに上値を抑えられ下値模索の動きになるのかが焦点になる。NY金は4日続伸していることから、為替動向がポイントになる。60分足では、7,450円台で反転する展開になっており、押し目買いが入っている。

 

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