★9月23日以降の金標準先物の60分足では、6,200円から一旦反発して戻る基調になったものの、雲上限がレジスタンスとして意識されると押し戻される展開になった。そして、再び6,200円割れトライとなったものの、押し目買いに支えられる反発した。狭いレンジ内でのもみ合い相場が続いている。
NY金先物市場は1721.10-1746.00ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが全面高となり、割高感がでたドル建て金に対する売り圧力が強まった。また、NY午後に入り米長期金利が再び上昇したことも金利が生じない金の上値を抑えた。ロンドン市場で1746.00ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の終盤にかけて1721.10ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では1725ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、6,250円前後まで出来高の多い価格帯があることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重石になっている。戻り売りを吸収出来るような買い材料が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識され押し戻される展開になった。しかし、MACDが再び横向きになってきていることから、下押しバイアスが鈍化してきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、低水準から%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きになってきていることで、戻り基調になってきている。
金標準先物の日足では、下向きの10日SMAがレジスタンスとして意識され下押しして5日SMAを下抜ける展開になっている。そのため、短期的には上値の重い展開となっている。6,200円を明確に下抜けすると、8月11日安値6,105円が意識される。NY金先物は、ドル高や米長期金利の高止まりから上値の重い展開が続いている。米長期金利の動向が焦点となる。為替市場では、112円付近まで円安進行していることで、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、5日SMAや10日SMAを上抜けしるのか、それとも心理的な節目となっている6,200円を下抜ける展開になるかが焦点となる。60分足では下げのバイアスは鈍化してきているが、上値も重い展開になっている。米長期金利の動向に振れる地合いが続きそうである。
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