★3月18日以降の金標準先物の60分足では、心理的節目として意識される7,700円が上値目処として意識される展開が続いている。24時間SMA(緑線)が横ばいになっていることで、短期的にはトレンドレスの状態となっている。寄り付き後には、雲の上限がサポートになるかが注目される。
NY金先物市場は1942.60-1965.10ドルのレンジ相場となった。米利上げ観測が急速に高まる中で米長期金利が大幅上昇していることを受けて金利を持たない金に対する需要が低下し、一時1942.6ドルまで下落する場面があった。アジア市場で1965.10ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1942.60ドルまで反落した。その後、1962.30ドルまで戻したが、米長期金利の上昇やドル高を嫌気して上げ渋った。通常取引終了後の時間外取引では1950ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、もみ合い相場が続く中、徐々に出来高が膨らんできている。そのため、利益確定売りなどを吸収しながらも高値圏で推移している。売りが一巡するまで出来高が膨らむかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方から下落基調が続いていたが、ゼロラインを下抜けすることなく横ばいになっており、下押しバイアスは鈍化している。再びMACDが上向きになるかが焦点になる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%DとSlow%Dの両線は上向きになっており、上昇基調が継続していることを示している。寄り付き後のMACDの動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、高値圏で伸び悩む展開になっている。ただ、上向き5日SMAの上方に位置していることから、短期的には上昇基調が継続している。NY金先物市場は、米利上げ観測が急速に高まる中で米長期金利が大幅上昇していることが嫌気されている。一方で、ウクライナ情勢の緊迫化や原油高によるインフレ高進懸念が買い材料として支えている。しばらくは売買材料が多いことから、上下に振れやすい地合いが継続しそうである。外国為替市場では、日米金融政策の方向性の違いが明確なことから、ドルが底堅く推移することで金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点は、7,700円を明確に上抜けることが出来るかが焦点になる。一方で、下押しした際は、上向きの5日SMA7,563円がサポートして意識されるかもポイントになる。現在ダブルトップのパターンの様相になってきている。
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