★8月25日以降の金標準先物の60分足では、一目均衡表雲がサポートとして意識され6,400円前後でのもみ合い相場となっている。ただ、先行きは雲の厚みが薄くなることで、抵抗体としての機能は鈍化しやすい。各SMAは緩やかに上昇基調が継続している。
NY金先物市場は1810.60-1822.70ドルのレンジ相場となった。ADP雇用データが予想を大きく下回り、ドル売りが先行し、ドル建ての金は割安感から買いで反応した。ただ、その後に8月米ISM製造業景気指数が予想比上振れし、ドル売りが一服すると、金の買いも後退し、小幅安で取引を終えた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1822.70ドルまで買われたが、その後は上げ渋り。利益確定を狙った売りが増えたことで1810.60ドルまで反落した。ただ、その後に1819.00ドルまで戻しており、1810ドル台で押し目買い興味は残されている。
価格帯別出来高では、もみ合い相場が続くなか出来高も膨らませている。それだけに、上下に放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルと共に緩やかに低下基調になっている。ゼロラインがサポートとして意識され下げ止まるかが焦点となる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準から上値・下値を切り下げつつも、横ばいになってきたことで相場の節目になっている。
金標準先物の日足では、上向きの5日SMA6,404円がサポートとして意識されている一方で、横向きの75日SMA6,435円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。狭いレンジ内での動きになっており、上下に放れる展開になりやすい。NY金先物市場も1,800ドル台前半でのもみ合い相場となっており、週末に発表される8月米雇用統計待ちの様相となっている。為替市場は、米8月ADP雇用統計の想定外の悪化にテーパリングの早期実施がやや後退したことで、上値が重くなっている。ただ、過度な円高基調にはなり難いことから、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、狭いレンジ内から上下どちらに放れるかが焦点となる。ただ、明日の8月米雇用統計を控えて上下に動きにくい展開になりやすい。60分足では、出来高を膨らませ高値圏でのもみ合い相場となっていることから、上下に放れると大きな動きになりやすい。
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