★6月24日以降の金標準先物の60分足では、戻り基調となり雲の上限を上抜けた。ただ、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開になっている。急速な戻り基調となったことで、買い方からの『やれやれ売り』が重石になっている。
NY金先物市場は1753.20-1774.70ドルのレンジ相場となった。ADP雇用データが予想より強い結果となり、為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金は割高感から売りに押される場面もあったが、徐々に調整の買い戻しが優勢となった。6月の月間では7%超下落した。ロンドン市場の序盤にかけて1753.20ドルまで下落した。ニューヨーク市場の中盤にかけて1774.70ドルまで反発したが、ドル高が続いており、安全逃避的な金買いは拡大しなかった。時間外取引では1770ドル近辺で推移した。
価格帯別出来高では、6,250円前後で押し目買いから出来高が膨らみ下げ止まる展開になった。しかし、上値での出来高の多い価格帯を目前となると、買い方からの『やれやれ売り』から急速に上値が重くなり、もみ合い相場になっている。上値での出来高の多い価格帯を上抜け出来るかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きとなっており、強い上昇基調を示している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は高水準で横ばいになっており、上向きバイアスは鈍化してきている。
金標準先物の日足では、100日SMAを回復して200日SMAを上抜けしたものの、75日SMAの6,334円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。今回も100日SMAがサポートとして意識されて下げ止まった。NY金先物市場は、ドル高・ユーロ安が嫌気される展開が続いており、上値の重さがが意識される。為替市場では、ドル高が強まり111円台を回復する展開になった。そのため、金標準先物の下支えになっている。長期トレンドを示す月足で60ヵ月SMAを上抜けしてきていることから、長期的な円安基調になっている。
本日の注目点では、75日SMAの6,334円を上抜け出来るかが焦点になる。25日SMAが緩やかに下向きになっていることから、戻り場面ではレジスタンスとして意識される。60分足では、出来高の多い価格帯で上げ止まっていることから、買い方からの『やれやれ売り』を吸収することが出来るかが注目される。
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