★10月13日以降の金標準先物の60分足では、戻り基調から急落する展開になった。ただ、再び上向きの120時間SMA(赤線)がサポートとして意識され下げ止まった。一方で、24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。雲の中で推移しているが、NY時間に入ると雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY先物市場は1763.40-1786.00ドルのレンジ相場となった。外国為替市場でドル安が進むと割安感が生じたドル建ての金は買いが強まり、NY序盤には1786ドル付近まで上げ幅を拡大した。もっともその後に米長期金利が上昇し、金利の付かない金の魅力が相対的に低下したことで上げ幅を縮小して終えた。アジア市場の序盤に1763.40ドルまで売られたが、まもなく反転し、ロンドン市場で1780ドルを回復した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1786.00ドルまで一段高となったが、株高を意識して上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では1770ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、心理的節目となる6,500円の出来高の多い価格帯で推移しており、上下どちらかに放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートとして意識され横ばいになっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も低水準で横ばいになっていることから、トレンド発生待ちの状態となっている。MACDがゼロラインから反発出来るかが注目点となる。
金標準先物の日足では、ネックラインとなる6,460円がサポートとして意識されている一方で、5日SMAの6,513円を下抜けしてきている。10月15日高値6,570円を付けてからは、やや上値が重くなってきている。そのため、買い方からの利益確定売りも出やすく上値の重石になっている。NY金先物は、1,700ドル台半ば近辺で推移しているものの、米長期金利が上昇してきていることで、ドル高になりやすい半面金の重石になりやすい。ただ、インフレの高進や中国不動産バブルの崩壊懸念もあり、過度な売りにもつながりにくい展開となっている。為替市場では、114円台前半での値動きとなっており、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、上向きの5日SMAを上抜け出来るのか、それともネックラインを下抜けするのかが焦点となる。また、60分足では、NY時間帯に雲のネジレがあることから、上下どちらかに放れる動きになりやすい。
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