★1月28日以降の金標準先物60分足では、一時雲下限がサポートとなっていたが、下支えしきれずに下抜けする展開になった。しかし、240時間SMA(茶線)がサポートとなり下げ止まった。ただ、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えられている。120時間SMAと240時間SMAのレンジ相場となっている。夜間取引では、雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1830.40-1866.30ドルのレンジ相場となった。前日に急騰した銀相場がこの日は急落し、金も売りが優勢となった。米交流サイト(SNS)の個人投資家による投機的な売買で銀相場が乱高下し、貴金属相場全体に影響を与えている。アジア市場の序盤で1866.30ドルまで買われたが、まもなく反落した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1830.40ドルまでじり安となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることから、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすい。また、戻り場面では『やれやれ売り』が出やすく上値の重石になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDが横ばいになってきていることで、下押しバイアスは鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、戻り場面から横ばいになってきていることで、寄り付き後からの動きがポイントになる。
金標準先物の日足では、100日SMAの6,328円を目前にレジスタンとして意識され押し戻される展開になり、再び200日SMAを下回る展開になった。また、5日SMAの6,226円と10日SMAの6,213円を下抜けしたことで、短期的にも下押しバイアスがかかりやすい。そのため、早々に回復出来るかが焦点となる。NY金先物は、急騰していた銀相場が値崩れしたことや、米国株高と米長期金利上昇から売られる展開になった。しばらくは銀相場を睨む展開が予想される。為替市場では、105円前後での円安基調になっていることから、金標準先物を下支えする展開になっている。
本日の注目点では、早々に5日SMAと10日SMAを回復出来るかにある。また、下押し場面では、260日SMAの6,103円がサポートとして意識される。下値の切り上げは維持しているものの、上値が切り下がってきており三角持ち合いの様相となってきた。
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