★6月7日以降の金標準先物の60分足では、夜間取引開始後から上値・下値を切り下げる下落基調が続き、下値模索の展開となった。下値では、心理的な節目となる6,600円や10日安値の6,597円が下値目処として意識される。週明けの寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1876.10-1906.20ドルのレンジ相場となった。6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値の良好な結果もドル買いを後押し、為替相場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金は割高感から売りに押された。アジア市場で1906.20ドルまで買われたが、米長期金利の反発やドル高を嫌気して金先物の上値は重くなり、一時1876.10ドルまで反落した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けたことで、買い方からの手仕舞い売りが出やすい。また、安値圏では出来高が少ないことから、値動きが大きくなりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜けた後も下げ止まらず、ゼロラインも下抜けした。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ低水準で横ばいとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。明確な下落トレンドが発生していることから、低水準に張り付くダマシが連続しやすので注意が必要となる。MACDが下向きから横向きになるまでは、下押しバイアスが強い。
金標準先物の日足では、再び5日SMAと10日SMAを下抜ける展開になった。しかし、25日SMAの6,601円が前日同様にサポートとして意識され、下げ止まる展開になっている。NY金先物は、米長期金利の反発やドル高を嫌気した売りが優勢になった。心理的な節目となる1,900ドル台を維持することが出来なかったことで、上値の重さが意識される。為替市場では、109円台前半から半ばへやや円安基調となった。15-16日の米FOMCを控えて動きにくい展開になっている。
本日の注目点は、25日SMAと心理的節目の6,600円を維持出来るかにある。下抜けするようなら、昨年11月10日高値6,542円や本年1年7日高値6,488円が下値目処として意識される。米FOMCの結果待ちとなり、様子見ムードから一方的なトレンドを形成するような動きにはなり難い。
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