★5月18日以降の金標準先物60分足では、心理的な節目となる6,600円がレジスタンスとして意識され、上値が重くなっている。6,600円台に上昇するも、滞空時間が短い展開となっている。下値では、一目均衡表の雲がサポートとして意識されており、値幅の狭いレンジ相場となっている。
NY金先物市場は1875.70-1887.90ドルのレンジ相場となった。為替相場がドル安・ユーロ高に振れ、ドル建ての金先物は割安感から買いが優勢に。ベラルーシを巡る地政学リスクの高まりも安全資産とされる金に資金を向かわせた。アジア市場で1887.90ドルまで買われた後、ロンドン市場の序盤にかけて1875.70ドルまで下げた。しかしながら、ニューヨーク市場では米長期金利の伸び悩みやユーロの反発を意識して主に1880ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、6,550~6,600円近辺に集中しており、上下に放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で緩やかに低下しているほか、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、もみ合い相場ながら下向きバイアスが強まっている。
金標準先物の日足では、緩やかに上向きの5日SMA6,572円がサポートとなり下値を支える展開になっている。10日SMAと25日SMAが上向きになっており上昇してきていることから、短中期的には上昇基調が継続している。NY金先物市場では、米長期金利の低下とドル安から買いが優勢になっている。ただ、NY金先物も1800ドル後半で小動きとなっており、上値の重さが意識される。為替市場では、ドル/円は方向感のない展開になっているものの、109円台の上値は抑えられている。米国務省は、新型コロナ感染拡大を踏まえて、日本への渡航を中止するよう勧告したものの、現状では限定的な反応になっている。
本日の注目点は、5日SMAを維持しつつ6,600円台に上昇出来るかが焦点となる。一方で、5日SMAも緩やかな上昇になっており、短期的な上昇基調が鈍化してきていることから、5日SMAを維持出来るかも重要なポイントになる。
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