★11月22日以降の金標準先物の60分足では、値動きは小幅ながら24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され、上値の重石になっている。各SMAが緩やかに下向きになっていることから、短期的には下落基調が続いている。
時間外で1800ドル台に乗せる場面はあったものの、新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)を背景としたリスク回避の動きが後退するにつれて、安全資産とされる金は上値を切り下げた。為替でドルが対ユーロで買われたことも、ドル建て金の重石となった。ロンドン市場で1801.50ドルまで買われた後、ニューヨーク市場で1782.00ドルまで下落した。
価格帯別出来高では、6,550円近辺で出来高が膨らんだものの、じり安となっている。6,500円が下値目処として意識されていることから、出来高が膨らんでくるかがポイントになる。戻り場面では、6,600-6,650円近辺では出来高多いことから、上値の重石になりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横向きになっており、トレンドレスの状態になっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ低水準で横ばいになっている。全般トレンドレスのもみ合い相場となっていることを示している。
金標準先物の日足では、5日SMAが25日SMAを下向けるデッドクロスとなっており、短期的には下落基調が継続している。また、上値では下向きの5日SMA6,583円がレジスタンスとして意識される。一方下値では、75日SMA6,446円と100日SMA6,429円が下目目処として意識される。NY金先物市場は、過度なリスク回避の動きが後退したことから、一旦上値が重くなる展開になった。ただ、1700ドル台後半で推移しており、大崩れするような動きにはなっていない。為替市場では、米長期金利が上昇したことや、米国株高でドルの買い戻しが入り113円台半ばで推移している。113円台割れではドル買いが入りやすい。
本日の注目点は、短期的には下落基調となっているため、75日SMAや100日SMAで下げ止まるのかが焦点となる。一方、上値では5日SMAがレジスタンスとして意識されており、上抜け出来るかも注目点となる。ただ、60分足では一旦トレンドレスの状態になってきている。
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