★9月16日以降の金標準先物の60分足では、雲の上限がサポートとなり下支えしているものの、値動きの乏しいもみ合い相場となっている。そのため、トレンド待ちの様相となっている。
NY金先物市場は1744.70-1760.90ドルのレンジ相場となった。NY前半は、米長期金利の上昇に伴い金利が生じない金を売る動きが見られた。ただし、先週下げ渋った1740ドル台では押し目買い意欲も強く、売り一巡後は1750ドル台まで下値を切り上げた。アジア市場で1760.90ドルまで買われたが、ロンドン市場の中盤にかけて1744.70ドルまで反落した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1758.30ドルまで戻したが、米長期金利の上昇を意識して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に1750ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、6,250円前後で出来高が多く上値を抑える展開になっている。また、6,200円近辺でも出来高が多いことで、一旦上値が重くなると利益確定売りも出やすい。6,250円を上抜け出来るかが注目点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっており、トレンドレス状態となっている。また、ストキャス(パラメータ:14、3、3、20、80)も、はっきりとしたトレンドが出ていない。オシレーターからもトレンドレス状態となっており、トレンド発生待ちの状態となっている。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,237円がサポートとして意識されている一方で、下向きの10日SMAの6,270円や200日SMAの6,283円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。NY金先物市場では、中国恒大集団の破綻リスクなどによる買い材料はあるものの、米長期金利が1.5%近辺まで上昇してきたことが嫌気され、上値の重い展開になっている。為替市場では、米長期金利の上昇からドル買いが優勢となり、111円近辺まで円安進行となっている。そのため、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、もみ合い相場が続いており方向感を欠く展開となっている。下向きの10日SMAによって5日SMAを下抜ける展開になると、再び6,200円近辺が視界に入ってくる。一方で、200日SMAを上抜けるようなら、上値は重いものの一旦の戻りを試す展開になりやすい。60分足でも横ばいが続いており、方向感を欠く展開が続いている。
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