★6月22日以降の金標準先物60分足では、6,300-6,350円の小幅なレンジ相場が継続している。ただ、上値では各SMAや雲があり、レジスタンスとして意識される展開になっている。先行き雲の厚みが薄くなることから抵抗体としての機能は鈍化しやすく、上下に振れやすいくなる。
NY金先物市場は1770.40-1786.10ドルのレンジ相場となった。ドル高・ユーロ安が先行し、ドル建ての金は割高感から売りに押されたが、米長期金利の低下などを背景に買い戻された。アジア市場で1770.40ドルまで下げた後、1786.10ドルまで戻したが、その後は1780ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高が6,330円前後に集中していることから、上下に放れる展開になると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、やや上値を切り下げながらもゼロラインの下方で横ばいになっており、トレンドレスの状態になっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、上値を切り下げているものの%Dが上向きになりわずかにSlow%Dを上抜けしてきている。もみ合い相場ながら、上値を切り下げていることから、やや弱い展開になっている。
金標準先物の日足では、5日SMAがサポートとなりつつ上向きになっており、短期的には戻り基調になっている。ただ、上値では下向きの10日SMAが徐々に迫ってきており、レジスタンスとして意識される。NY金先物は、ドル高・ユーロ安を嫌気した売りが強まった。一方で米長期金利の低下を好感した買いが入ったが、債券市場では月末・四半期絡みのポジション調整の買いのため、一時的な買いで終わる。為替市場では、ロンドンのフィキシングに絡んだ円買いフローや米長期金利の低下による円高基調になったが、一時的な円買いの動きになりやすい。
本日の注目点は、5日SMAが上向きになってきたことで明確に戻り基調になるのか、それとも再び下値模索の動きになるのか相場の節目にある。60分足でも、上値の重い展開となっている。
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