★9月8日以降の金標準先物の60分足では、トレンドラインR1がレジスタンスとして意識されていたが、120時間SMA(赤線)がサポートすると上抜ける展開となった。その後は、雲の上限近辺でもみ合い相場となっている。しかし、寄り付き後に雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1945.20-1972.50ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルがユーロなどに対して売りが先行し、ドル建ての金先物は割安感から買いが強まった。ただ、米国株の堅調さが安全資産とされる金の圧迫要因となり、引けにかけてはやや伸び悩んだ。アジア市場で1945.20ドルから1960.50ドルまで買われた後、ロンドン市場で一時1947ドル台まで下げたものの、ユーロ安は一服していることや米中分断の懸念は消えていないことから、ニューヨーク市場で1972.50ドルまで上昇した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯でもみ合い相場となっていることから、上下に放れると大きな動きになりやすい。出来高の多い価格帯前後に出来高が少ない価格帯がある。出来高の少ない価格帯では、大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上でシグナルと共に横ばいとなっており、トレンドレス状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、高水準から再び%DがSlow%Dを上抜けしたことで、上向きバイアスが強まっていることを示している。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,636円、10日SMAの6,633円、25日SMAの6,643円をじわりと上抜けしてきたことから、明確に上抜け出来るかが焦点となる。また、5日SMAと10日SMAが25日SMAを上抜け出来るかも焦点となる。NY金先物はドル安を好感され1,900ドル台半ば近辺で推移しているが、上値では戻り売り圧力も残っており上値追いにはなり難い。為替市場では、ドルのじり安が続いており105円台に後半で推移しており、金標準先物の上値を抑えている。ただ、105円台半ばではドル買い意欲も強く過度な円高にはつながりにくい。
本日の注目点は、日足によるレジスタンスを明確に上抜けできるのか、それとも再び押し戻されるかがポイントとなる。
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