★12月11日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)を挟んでもみ合い相場が続いている。ただ、雲の上限を上抜けしていることや240時間SMA(茶線)がサポートとして意識されている。相場の方向性を欠く展開となっている。
NY金先物市場は1848.20-1870.00ドルのレンジ相場となった。対欧州通貨などでドル売りが先行したことが、ドル建て金相場の支えとなった。ドル相場が持ち直した後も、米国株の失速が安全資産とされる金を買う動きを支援した。ロンドン市場で1869.50ドルまで買われた後は1860ドルを挟んだ水準でのもみ合いがしばらく続いた。FOMCの結果判明後、一時1848.20ドルまで下げたが、まもなく1870.00ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯でもみ合い相場となっており、買い方からの『やれやれ売り』が出やすく、上値の重石となっている。もみ合いながら売り一巡待ちの様相となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ほぼシグナルと共に横ばいとなっていることで、トレンドレス状態となっている。ただ、ゼロラインの上方に位置していることから、上昇基調は継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、もみ合いながらダマシが頻発しており、方向性を欠く展開となっている。もみ合い相場の典型でモメンタム系のオシレータの機能が鈍化しており、信頼度は低下している。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識されていた下向きの25日SMAを上抜けしたことで、戻り基調は継続している。200日SMAも上抜けしていることで、戻り場面となっている。NY金先物市場は、ドルが全般弱含みとなっていることで、買いが優勢になっている。ただ、米長期金利が0.9%台で推移していることから、上値追いにはなり難い。為替市場では、103円台半ば近辺では、押し目買いも入り底堅い展開になっていたが、徐々に戻りの鈍い展開になってきた。そのため、金標準先物の上値を抑える展開になりやすい。
本日の注目点では、25日SMAを上抜けしたことで戻り基調が強まるのか、それとも25日SMAや200日SMA近辺でのもみ合い相場が続くのかが焦点となる。
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